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2011/12/24(土) 23:40:15.20 ID:MsIdTHw00
「……随分と余裕ですわね」
身体中に纏わりつく葉を叩き落としながら、黒子は低い声で言った。
それに対し、トレインが笑う。
「俺のがつえーからな」
ギリ、と黒子は歯軋りした。
だが、悔しいが否定も出来ない。
恐らく、真っ向から行ってもこの男には勝てない事は、既にこれまでの攻防で重々承知していた。
しかし、黒子はそれで簡単に退けるほど単純では無かったし、それを素直に認められるほど純情でも無かった。
再び空間移動を行おうと、演算を開始。
が、それはすぐに中断された。
正に空間移動をしようとした瞬間、トレインが指を鳴らし、思わず黒子は能力の使用を中止してしまったのだ。
驚いて目を見開く黒子に対し、トレインは見せびらかす様に指を鳴らした右手を前に出して見せる。
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