81:1[sage]
2011/10/29(土) 00:02:31.53 ID:jBTI75i60
「あら、ごめんなさい。『逝った』とか随分物騒な言葉が聞こえたものだから」
「ああ……いや、ほら。外から見てても凄い爆発だったからつい、ね」
話しながら、介旅は気取られない様にゆっくりと、尻ポケットに忍ばせていたスプーンに手を伸ばした。
82:1[sage]
2011/10/29(土) 00:03:16.87 ID:jBTI75i60
「あら、意外かしら。それとも誰か死んでないと困る?」
「いや……そういうわけじゃ」
その視線の意味を察し、介旅は言葉も含めて少女の意図を悟った。
83:1[sage]
2011/10/29(土) 00:03:55.86 ID:jBTI75i60
「常盤台の……超電磁砲」
震える声で、介旅は絞り出した。
「知ってて貰えて光栄だわ」
84:1[sage]
2011/10/29(土) 00:04:31.72 ID:jBTI75i60
「どいつもこいつも[ピーーー]ばいい! お前みたいなのが――――」
けたたましい破裂音が介旅の言葉を遮った。
迸る電撃がコンクリートを破壊し、舞い上がる粉塵が二人を包む。
85:1[sage]
2011/10/29(土) 00:05:17.93 ID:jBTI75i60
「……自惚れんなよ」
だが、介旅の口から返って来たのは、美琴でさえ予想だにしない言葉であった。
「昔は能力が無かったから、だから弱い奴の気持ちが分かるって? そういうのが一番ムカつくんだよ!」
86:1[sage]
2011/10/29(土) 00:06:15.09 ID:jBTI75i60
今回の投下は終了となります
お付き合いありがとうございました
87:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北)[sage]
2011/10/29(土) 08:24:37.61 ID:s+t4LF4AO
シキさんか…
乙
88:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸)[sage]
2011/10/30(日) 19:09:14.00 ID:9wGNg8vAO
あれ、能力と道併用とかヤバくね
89:1[sage]
2011/10/30(日) 22:32:10.44 ID:HX5XWeMT0
本日の投下を開始します
90:1[sage]
2011/10/30(日) 22:32:58.55 ID:HX5XWeMT0
革靴が砕けたタイルを踏みつける音がして、黒子は一瞬足元に視線を向けた。
派手に抉り取られた床は、元の白く清潔感のある面影を感じさせはしなかった。
視線を上げると、そこには更に悲惨な光景が広がっている。
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