過去ログ - 女騎士「姫の自慰を目撃してしまった」
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19:『Her Knight in Their Nights』 ◆k6VgDYkyGI[saga]
2011/10/21(金) 20:30:45.62 ID:aYv84ioOo
私は気後れしながらも、姫の命を遂げようと、
「失礼します」と断りを入れてから姫の隣に腰を下ろした。

刹那、私は甘い鈴蘭の香りを聞き、同時に、何か柔らかいものが、私の身体に当たるのを感じた。

反射的に視線を向けると、姫が私に抱きついていた。
そして突然、堰を切ったように肩を震わせて、姫は泣きだした。

私は上手く状況が把握できず、ましてどうしたらいいのかなど、まるで検討もつかなかったが、
辛うじて姫の身体に腕を回し、しっかりと抱き寄せることだけはできた。

姫はそれに応えるように、私を強く強く抱きしめた。

絹のような肌理の細かい柔肌が、私にぴったりと押しつけられると、
姫の長く、黄金色に煌めく髪が、さらさらと私の髪と重なった。

密着して見る、いつもの美しい姫の姿。

私が自分でも意外なほど冷静でいられたのは、その時の姫の姿が、とても小さく見えたからだ。
母親にすがってぽろぽろと涙を流す、齢は十を越えていないくらいの少女。
平時の気丈で、凛とした姫からはかけ離れた姿だった。

私は、少女の頭を優しく撫でた。
まるで母親が娘にそうするように。

すると、少女は私の膝に跨り、身体と身体が正面から密着するような格好で抱きついてきた。
少女は顔を私の胸に深く埋めたままぽつりと「良かった」と言った。
彼女の胸は強く波打ち、弾んでいた。


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