過去ログ - 女騎士「姫の自慰を目撃してしまった」
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40:『Her Knight in Their Nights』 ◆k6VgDYkyGI[saga]
2011/10/21(金) 21:25:11.47 ID:aYv84ioOo
私たちは、初めの内はある程度日を置いて性交していたが、
それはすぐに毎晩になり、やがて日中でも頻繁に唾液を交換するようになった。

一方はドレスの中、一方は兵士服の中に手を入れてまさぐり合い、獣のように互いを貪る。
どろどろに溢れ出した粘液を指で掬って、相手にしゃぶらせる。それから、手を搦め、再び唇を重ねて
口内で互いの快楽の証を混ぜ、飲みこむ。

私たちにとって、それは媚薬であり麻薬だった。
飲み下せば飲み下すほどに私たちの頭は蕩け、正常な判断力を失っていった。
私たちは、互いの唾液、汗、膣分泌液、そして涙が溜まってできた肉欲という沼に溺れ、
自らの理性を見棄てて溺死させた。

私たちは盛りのついた雌猫と化し、本能の赴くままに快感を享受しようとした。
安全な部屋から、人が来るかもしれない廊下に移り、厠、露台、階段、果ては中庭にも行った。

私たちは歪んでいた。

“正しから不(ず)”と書いて“歪”とするなら、やがて私たちの行為が見咎められるのは必定だった。
しかし、私たちは世間が糾弾するところの間違いを犯しながらも、それでも間違いなく幸福だった。
そう、あの時、私たちは確かに、仕合せだったのだ。
それがどんな異常な形を取っていたとしても。


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