過去ログ - 女騎士「姫の自慰を目撃してしまった」
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54:『Her Knight in Their Nights』 ◆k6VgDYkyGI[saga]
2011/10/21(金) 22:20:32.76 ID:aYv84ioOo
遠い親類が見つかりましたので、私はそこで過ごします。
そう私は書いた。

もちろん、私にそんな人間はいないし、それは少し調べれば分かることだ。
しかし、ここで大切なのは真実ではない。重要なのは、可能性を提示することだ。

恐らく姫は、私を心配してくれるだろう。
しかし、その不安を払拭する希望を、希望的観測を可能にする証言を私は書き残した。

『もしかしたら、書いてあるとおり、本当に親類縁者が見つかって、
 そこで暮らしているのかもしれない』。
私の行方を掴めない姫はそう推測する筈だ。

もしも私の仕合わせを思ってくれるのなら、姫はきっとこう言う。
『女騎士のことです。きっと平穏に生活しています。私はそう願っています』

そして、少しずつ、あるいはすぐに、彼女は私のことを忘れ始めるのだ。
私の願いどおりに。


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