11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/10/22(土) 00:16:17.76 ID:9yuxyDT00
唯「でもでも! さわちゃんみたいに結婚できない呪いとかだったらどうする〜?」
律「そ…それは嫌だな…マジで」
神妙な空気もそこそこに、いつもの部活動のように和気あいあいとした空気が流れ始める。
と、ふいに部室のドアが開き、一人の生徒が入室してきた。
和「楽しそうなところ悪いけれど」
唯「あっ! 和ちゃん!」
真鍋和、桜が丘高校の生徒会長である。
唯の幼馴染ではあるが、普段部室に顔を出すことはあまりなく、彼女の訪問は何かしらの用事があることを表していた。
桜彩る4月、今の時期を考えると彼女の用事は…
和「これ、〆切今日までよ」
案の定、和の手には、『講堂使用届』と書かれた紙があった。
和「今日中に出しておかないと、明後日の新歓ライブ、できなくなるわよ」
律「あちゃー、忘れてた」
澪「忘れてたじゃないだろ!!」
ゴチンッ!!
律「あいた!」
部長としての責任感が足りない、その思いを込めたげん骨が律の頭にヒットした。
更にもう1発…2発。
計3発の愛のムチを受けた律の頭には、見事な鏡餅ができていた。
和「…それじゃあ私は生徒会室にいるから、書き終わったら持ってきて」
律「あいっ…」ヒリヒリ
澪「ごめんな和」
和「いいわよ、もう慣れたし。それじゃあ私は失礼するわね」
唯「あっ!まって和ちゃん!」
唯「私たち、これからビラ配りにいくんだ〜。よかったら途中まで一緒に行こうよ」
和「そうなんだ。じゃあ私生徒会に行くね」
唯「えぇ!?」
和「冗談よ冗談。それじゃあ皆、行きましょうか」
澪「律はちゃんとそれ書いとくんだぞ?」
律「あいよー」
紬「プリント出し終わったらりっちゃんも来てね。校庭にいるから」
ガチャッ…バタン!
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