146:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2011/10/23(日) 18:31:24.87 ID:VvTHD4vM0
   「はは……はは……はは……ははははは!」 
    
   少年が突然、高笑いをした。 
   そして生気を失った瞳で大河内と、周囲の医師たちを見回す。 
    
147:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2011/10/23(日) 18:32:55.58 ID:VvTHD4vM0
   力を失った亡骸を抱いて、大河内が血まみれの部屋を見回す。 
   誰も、言葉を発する者はいなかった。 
   ベッドに縛り付けられていた患者も、少年と同様の様子になって事切れている。 
    
   「……患者の脈拍、停止しました……」 
148:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2011/10/23(日) 19:12:53.59 ID:VvTHD4vM0
 駄目ですね…… 
  
 何だか凄く重くて、投稿できない状態が続いています 
  
 何でなんだろう…… 
149:名無しNIPPER[sage]
2011/10/23(日) 20:33:32.09 ID:lkPsvovAO
 ありだな 
150:Gファルコン[sage saga]
2011/10/24(月) 00:37:49.75 ID:EyExVvJM0
 今回も三毛猫ワールドに魅了されました。 
151:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2011/10/29(土) 01:05:58.44 ID:veqilnkN0
 今軽いようなので投稿させていただきます。 
  
 とりあえず5話の最後まで(´・ω・)つ 
152:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2011/10/29(土) 01:06:34.33 ID:veqilnkN0
   5.シロイセカイ 
    
   びっくりドンキーの店内、客があまりいない隅の席で、汀はすぅすぅと寝息を立てていた。 
   その正面で、圭介が携帯電話を弄っている。 
   表情は硬い。 
153:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2011/10/29(土) 01:11:16.11 ID:veqilnkN0
   「どうして無視した?」 
    
   「仕事が終わってここに来ることは、汀の中でとても大事なプロセスなんだ」 
    
   「過程は重視しないんじゃなかったのか?」 
154:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2011/10/29(土) 01:12:03.11 ID:veqilnkN0
   そして水を口に運んで、飲み込んでから言う。 
    
   「汀の体調が思わしくない。今日のダイブも、想定していた結果を出すことは出来なかった」 
    
   「だが、成功したんだろう?」 
155:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2011/10/29(土) 01:13:00.05 ID:veqilnkN0
   「……で?」 
    
   「お前達に、救ってもらいたい人間がいる。自殺病は比較的軽度だ。だが、放っておけばいずれステる(死ぬ)」 
    
   「それは、どんな自殺病にでも言えることだろ」 
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