7:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2011/10/22(土) 00:00:01.20 ID:CGXDMCHp0
汀はにっこりと笑った。
そしてマネキンの前にしゃがみこんだ。
「だから死にたいの?」
マネキンはまたゆっくりと頷いた。
「だから逃げたいの?」
マネキンはまた頷いた。
汀はまた微笑むと、その頭を両手で包むように持った。
そして眼球に、両手の親指を押し付ける。
「じゃあ見なきゃいいよ」
マネキンは痛がる素振りもみせず、ただ微動だにせず硬直していた。
「私が、あなたの目を奪ってあげる」
ぶちゅり、と指が眼球を押しつぶした。
そのまま指を、眼窟に押し込み、中身をかき回しながら汀は続けた。
「耳も、鼻も、口も、目も、そして心も閉ざして、逃げればいいよ」
眼窟から、どろどろと血液が流れ出す。
「私がそれを、許してあげる」
178Res/185.76 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。