51:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)
2011/10/23(日) 21:30:29.93 ID:T33Cj7z40
電車内
杏子に少し離れた場所にさやかは座る。ぼんやりと窓から流れる景色を見ていたさやかだが、中心街の駅で乗って来た2人の男の会話を聞いた。
ショウ「言い訳とかさせちゃダメっしょー、稼いできた分はきっちり全額貢がせないと。女って馬鹿だからさぁ、ちょっと金持たせとくとすぐ、くっだらねぇことに使っちまうからねぇ」
ホスト「いや〜ほんと女は人間扱いしちゃダメっすねぇ。犬かなんかだと思って躾けないとね。
アイツもそれで喜んでる訳だし、顔殴るぞって脅せば、まず大抵は黙りますもんね」
ショウ「けっ、ちょっと油断するとすぐ付け上がって籍入れたいとか言いだすからさぁ甘やかすの禁物よ 。
ったくテメーみてーなキャバ嬢が10年後も同じ額稼げるかってーの。身の程わきまえろってーんだ。なぁ?」
ホスト「捨てる時もさぁ、ホントウザいっすよね。その辺ショウさん巧いから羨ましいっすよ。俺も見習わないと」
さやか「(何あいつら・・・最低)」
杏子「(気に入らねーか?)」
杏子からのチャント。
杏子「(気に入らねぇよな?)」
さやか「(そりゃあね・・・あんな話聞いて少なくとも女性で気分が良くなる人はいないわよ・・・)」
杏子「(でもさぁ、解ってんのか?あんたが守りたい皆ってのには、あんなクズ共も含まれてんだよ?)」
さやか「(!!)」
杏子「(あんた、あんなクズを守る為に命賭けて戦えるか?あたしは無理だ)」
さやか「(・・・)」
杏子「(ま、皆を守る前に、あんなクズを排除しておくってのも1つの手ではあるけどな。
あいつらが気に入らないなら、折角手に入れた魔法でさぁ、精製した剣でバッサリ切り殺しちまいな。
魔法で作った剣は直ぐに消え去って証拠は残らない。死体はガイガンの光線で焼いて消し炭にでもすりゃあ、どうだ?
気が引けるってんならあたしの狩場の怪獣のエサにしてやろうか?そうすりゃあ、無駄にもならないしな。
マギカの事は気にする必要ないさ。多数を助けりゃあ、多少は死んで良いとか考えてるんだぜ?
1人2人が魔法少女に殺されようと気にも留めやしないよ)」
さやか「(良い・・・そんな事しても何にもならないし。ていうか、あんた気に入らない奴は皆殺してるの?)」
杏子「(んな訳あるかよ。あたしが人間で[ピーーー]のは、あたしの邪魔をする奴と、
あたしを殺そうとする奴、あたしに言っちゃならない事を言った奴、
あたしの守りたいものを傷付けようとする奴だけだ)」
さやか「(あんたの守りたいもの・・・あのゆまって子?)」
杏子「(まぁな。それだけじゃないけど、今日はそれ含めて話してやる)
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