過去ログ - 唯「だいはーど!」マクレーン「ケイオン?」
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83:唯「だいはーど!」マクレーン「ケイオン?」 [saga sage]
2011/11/23(水) 23:24:44.73 ID:LQ7NAzFB0
 
律「いたぁ!」

一番に響いたのは澪に支えられた律の声。
唯以外の放課後ティータイムのメンバーが揃っていた。
四人がマクレーンと和へ駆け寄る。

紬「和ちゃん……! マクレーンさんもひどい傷……」

澪「あっ! の、和ぁ!」

そう叫ぶと、澪は和にすがりつき、抱き起こした。
和と最後まで一緒に行動し、その身を案じていたのが澪なのだ。

マクレーン「お前ら、どうしてここに?」

梓「唯先輩を探しに来たんです! こっちに来ませんでしたか!?」

マクレーン「ああ。だが人質にされて連れてかれちまった……」ギリギリ

梓「そんな……!」

歯噛みするマクレーンが海の方を見下ろすと、ボートは遂に着水してしまっていた。
舌打ちをしても足りない思いで舷側欄干を離れ、今度は周囲をキョロキョロと見回す。まるで
何かを探すように。

澪「ねえ! 和は、和はどうしちゃったの!? 助かるの!?」

マクレーン「腹を撃たれてる。服か何かで傷口を強く押さえてろ。それでも血が止まらないようなら、
      傷口に直接布をねじ込め」

振り返りもせずに言い捨てると、マクレーンは一旦船内へ消えていった。

澪「ううっ、ぐすっ…… 和ぁ…… ごめんね、私が一人にしちゃったせいで……」ポロポロ

和「澪…… 私の方こそ、ごめん……」

マクレーンはすぐに戻ってきた。脇に小型のゴムボートを抱えながら。
そして、再びジッと眼下の海を、テオと唯の乗るモーターボートを見つめる。
上甲板からボートまでの高さは、およそ建物三、四階分はあろうか。

紬「マクレーンさん、どうしたんですか……?」

マクレーン「クソッ、すくむぜ……」


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