過去ログ - 仮面ライダー555 VERSUS リベリオン 対 ギターウルフ ロケ地、白石
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[saga]
2011/10/30(日) 20:32:15.16 ID:PgVtK3jr0
9・1・3。
コードカイザ入力だ。
スタンディング・バイ。
「へんしんっ!」
脳が腐っていそうな声で叫んだ猿顔を黄色い光が包む。
コンプリート。
次の瞬間には、猿顔が仮面ライダーカイザに変身を完了していた。
仮面ライダーカイザ。
明美が変身していた懐かしい姿だ。
選ばれていない人間が変身を行えば死んでしまうというのに、猿顔は変身を完了していた。
有り得ないはずの現実だが、刹那、美奈子は思わず呟いていた。
「そうか……、そうだったんだ……」
発想の逆転。
装着した人間が元から死んでいたとしたならば、カイザに変身しても死ぬ事は二度と無い。
通常では有り得ない現象ではあるが、現在の様にゾンビが溢れている状況なら或いは可能となる。
何処で知ったのか分からないが、
恐らく髭男はそれを見越して、美奈子からカイザフォンを奪ったのだろう。
護身。その通りだ。
変身しても死にはせず彼を護るカイザであれば、イージスの盾の如く最強の盾となるだろう。
更にカイザはファイズと同じく、本人の持っている能力を数十倍にも高められる。
その効果が人間の能力を超えたゾンビにも発揮されるならば、それこそ最大最強の敵だろう。
まったく、冗談でもない。
ならば、美奈子はどうするべきなのか。
速攻だ。それしか勝つ方法は有り得ない。
美奈子は左腕に腕時計のように装着していたファイズアクセルの上半分を取り外し、
流れるような動作でファイズアクセルをベルトの上に再装着する。
コンプリート。
聞き慣れた合成音が響くと、
仮面ライダーファイズの装甲の一部が剥き出しになり、流動的なフォルムへと再変身を終えていた。
これが仮面ライダーファイズ第二の形態、アクセルフォームだ。
行動可能時間こそ短いものの、実に通常の千倍の速度で行動出来る形態だ。
勿論、肉体的な負担も大きく、
何度も連続しては使えないが、髭男達程度の人数であればどうにか間に合うはずだ。
美奈子はまだ左腕に残っている、
ファイズアクセルの下半分のスイッチを押した。
スタート・アップ。
ファイズアクセルが始動する。
不意を突かれた髭男チームは、即座に反応出来なかった。
美奈子はファイズポインターを乱射しながら彼等に接近していき、
一番手近に居た露出の多いゾンビの顔面を渾身の拳で砕く。
彼女の顔面は脳髄まで吐瀉物のように飛散する。
次は眼鏡の男だ。後ろ回し蹴りで撃退する。胴体が千切れて内臓が露出した。
所詮はゾンビの耐久力なのだった。哀しいほどに脆かった。
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