937:第五話―――神裂「正直、あの子の考えてる事は分かりません」 香焼・五和「「うんうん」」[saga]
2012/02/01(水) 03:30:30.24 ID:5ghFwDjI0
♪〜
フロリス「……アンタだって、人の事言えないんじゃないの」チラッ・・・
浦上「っ!? ふ、フロリス」タラー・・・
ローラ「……そうね」ニヤリ・・・
フロリス「だってそうでしょ。アンタに人間味があるとは思えない」ジー・・・
ローラ「ええ、よく言われる。でも私は野心を持ち理解た上で、こういう性格を心掛けてるつもりにありけるわ」フフフ・・・
フロリス「詭弁だ」チッ・・・
ローラ「何とでも。こうやって誤魔化せるのが大人の特権」ニヤニヤ・・・
ルチア「……狡いです」グッ・・・
ローラ「ほぉ……そう思える感情を持ち合わせてるのね。だったらまだ救いはありけるわ」クスクス・・・
浦上「……主教様。もうこれ以上何も言わないで頂きたい。正直、我々も困ります」コクッ
フロリス「だな……折角プライベートで来てるのに、お通夜みたいな雰囲気にしたくないですね」フンッ
ローラ「そう。それは失礼……では貴女達だけで話を続けて。私はこのワインに舌を傾けり……人の苦悩を肴に、ね」クスクス・・・
フロリス「けっ。性格悪ぃ……ルチアっち。あんまり気にすんなよ」ボソッ・・・
浦上「これから色々勉強していけば良いからネ。まだ若いんだし大丈夫だって」コクッ
ルチア「……はい」コクッ
フロリス「んじゃ……次ウラっちの将来像は?」チラッ・・・
浦上「私? そうだネ……私は魔術師とか教義とかに縛られないで生きていきたいカナ。変でしょ」ハハハ
フロリス「え、いや……え? よく分からない」キョトン・・・
ルチア「教義に縛られないとは、つまり……神裂の教えに背くと?」ジー・・・
浦上「いやいや、そういう事じゃないヨ。女教皇様の教えは素晴らしいモノだと思うし、それを心掛けていくのは変わりない」コクッ
フロリス「意味分からん」ポカーン・・・
浦上「何て言うのかなぁ……昇進望まない訳じゃないけど、それって結果でしょ。その点はルチアと一緒かも」ポリポリ・・・
ルチア「何が違うと?」フム・・・
浦上「私は……幸せな家庭が欲しいし、人並みの人生横臥して、天寿を全うしたい……ってな感じだヨ」ニャハハ
フロリス「いやいや、それはそれでツマらないだろ。それとも専業主婦願望って事か?」ジトー・・・
浦上「それもアリだネ。キャリアウーマン願望無いし……対馬さんみたいにやってく勇気も無いヨ。彼女には悪いけどネ」アハハ・・・
ルチア「……言葉が悪いかもしれませんが、その、随分適当な将来像ですね」ムゥ・・・
浦上「ううん、人並み。ルチアも真似して良いヨ」ニヤニヤ・・・
ルチア「あー……考えておきます」ハハハ
フロリス「……で、それだけ?」キョトン・・・
浦上「そうだネ。基本『今』を楽しく生きたいから。将来の事なんてザックリ考えとけば良いんだヨ。でも、やっぱ幸せを望みたいカナ」ジー・・・
フロリス「うーん、哲学的な事言って誤魔化されてる気がする」ポリポリ・・・
浦上「だって職業魔術師やってる以上、そうそうカタギなんかに戻れないでしょ。自分の『幸せ像』を考えるべきじゃない」フフッ
ルチア「ポジティブですね……良いと思いますよ」フフフ・・・
浦上「えへへ。ありがとー」ニパー!
フロリス「そうだなぁ。そう言われちゃうと、私もそういう将来望みたくなるよ」フムフム・・・
浦上「うんうん。皆で幸せになろうヨ。それが一番だって」ゴクゴク・・・
ローラ「…………、」フーン・・・
1002Res/1471.81 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。