過去ログ - 御坂妹「アクメツ……?」 二殺目
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20:とある複製の妹達支援[saga sage]
2011/11/16(水) 23:36:18.28 ID:UHXJcgQHo
学園都市・第一〇学区
第一七七支部を出た御坂美琴は、タクシーを拾って警備員の展開場所へと向かっていた。
美琴「メール!? ……アイツから?」
黒子『安達さんからのメールには、木山の拘束に失敗……反撃を受けて怪我をされたと。
そして、やはり初春は木山に連れていかれたそうですの』
美琴「拘束に失敗って……どうして?」
生は、ただの研究者程度に遅れを取るような腕前ではない筈だ。
固法『その件だけど……木山が能力を使用したらしいの』
美琴「それって……木山が開発を受けていたって事ですか?」
黒子『いえ、書庫(バンク)にはそのような記録はありませんの」
固法『……でも、彼が言うには『幻想御手』の副次効果かも知れないって』
数千を超えるリンクされた能力者の脳。
それらを掌握しているのなら、通常の人間には不可能な事も可能になる。
美琴「木山春生は、ネットワークに取り込まれた能力者の能力を自由に扱える……?」
黒子『それが正しければ……今の木山は実現不可能とされた幻の存在……』
『多重能力者(デュアルスキル)』
美琴「運転手さん! もっと急いで!」
運転手「は、はい!」
女子中学生の乗客の鬼気迫る様子にタクシーの運転手は慌ててアクセルを踏む。
下手をすれば、木山を追っている警備員は――全滅するかもしれない。
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