過去ログ - 御坂妹「アクメツ……?」 二殺目
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86:とある複製の妹達支援[saga sage]
2011/12/24(土) 03:00:07.99 ID:hw9C40WQo
木山「――さて」ブンッ
【一星】【球体射出】【弾】
それは『孤高赤星』に与える命令の中でも、最も単純で簡潔な用法である。
しかし、能力の本来の持ち主である新倉生にも不可能なことを容易く可能にしていた。
一万人の脳を掌握し、膨大な演算能力を得ている彼女にとって、
十五の【星】を同時かつ、自在に操ることなど――造作も無い。
ダダダダダダダダッ!!!
さながら、炎の雨だった。
美琴「にゃわああああああああああ!?」
その性質は水流操作による水弾と酷似しているが、圧倒的に物量が違う。
自分のお株を奪うような馬鹿火力の砲撃の前に回避に専念するしかなかった。
木山「残弾数零……再充填開始……終了」
ダダダダダダダダッ!!!
しかも、弾が尽きても『火炎放射』によって、直後には全弾が補充されてしまう。
さながら、シューティングゲームの無限弾数プレイのような大盤振る舞いである。
美琴「(攻撃する暇すらないじゃないっ!?)」
彼の能力の発現が『幻想御手』の恩恵であるのなら、この事態は容易に想像する事が出来た筈なのに。
美琴「(…………まさか、この局面で足を引っ張られるとは思わなかったわよ!!)」
眼前の木山を何とかして、新倉を叩き起こした上で……文句の一つでも言ってやらなければ、と心に誓う。
ヒュン!ヒュン!ヒュン!
美琴「ええい、鬱陶しい!!!」ダンッ
震脚と同時に大地に電撃が走り、周囲の瓦礫が壁となって飛来する【星】を防いだ。
更なる攻撃に備えて、美琴は全身に力を漲らせるが――
木山「…………」ハー
――唐突に攻撃が止んだ。
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