過去ログ - 御坂妹「アクメツ……?」 二殺目
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89:とある複製の妹達支援[saga sage]
2011/12/24(土) 03:05:37.71 ID:hw9C40WQo
木山「調べるか……それもいいだろう」
――君が関わっているものも少なくはないしな。
呟かれた言葉は果たして、少女に届いたのか。
木山「だが、それもここから無事に帰れたらの話だ」
念動力によって、地面に転がっていたゴミ箱が浮き上がった。
その中に溜め込んだ、大量の『アルミ缶』と一緒に。
美琴「(ジュースの空き缶…………『量子変速(シンクロトロン)』!!)」
かつての『』
木山「私と違い、盾となる能力を持っていない君に……防ぎきれるかな?」
美琴「舐めんなっ! 爆発する前にまとめて吹き飛ばせば済むでしょうが!!!」パチッ
ドドドドドドドドドドッ!!
滞空している空き缶を雷撃の槍が撃ち抜き、爆発が連鎖していく。
木山「(凄いな……)」
単体戦力として軍隊に匹敵するとされる超能力者(レベル5)としての圧倒的な力。
木山「(だが……倒せない『無敵』という訳ではない)」ヒュン
手元に浮かんだ空き缶の一つが空間移動によって跳躍する。
美琴「ふぅ……どんなもんよ……!」ハアハア
空中に浮かんだ空き缶を一通り破壊して、油断している美琴の背後へと。
ヒュン!
美琴「もう、お終い? ……なら……っ!?」バッ
振り返った美琴の視界を閃光が包む。
ドゴン!!!
そして、全ての音を飲み込むような爆風が、戦場を支配した。
木山「――意外に大した事はなかったな。超能力者」
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