過去ログ - 御坂妹「アクメツ……?」 二殺目
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90:とある複製の妹達支援[saga sage]
2011/12/24(土) 03:08:33.81 ID:hw9C40WQo

木山「……恨んでくれて構わない」

爆発で隆起した土砂に埋もれ、倒れ伏している美琴へと謝罪を述べた。
決して、形だけではない……心からの言葉だったが、こうなってしまっては何の意味もない。

手荒な事はしたくなかったが、統括理事会が動く前に片を付けなければならなかった。

木山「邪魔をする者は誰であろうと叩いて潰す……」

それは、覚悟と決意の宿った言葉だった。
言葉として吐き出すことで、自分の心を目的の為に研ぎ澄ませていく。

だが。

美琴「つーかまーえたーー?」ギュウ

木山「くっ!?」

突然、倒したはずの美琴に背後から組み付かれた。

木山「バカなっ! 直撃した筈……!」

美琴「残念だけど、こっちは無傷」

見れば、彼女の倒れていた場所に鋼鉄や砂鉄によって即席の盾が組み上げられている。

木山「(死角からの奇襲だぞ!? 一体、どうやって……)」

美琴「AIM拡散力場の専門家に説明するのもアレなんだけど」

御坂美琴の体からは、常に微弱な電磁波が出ている。
周囲に妙な動きがあれば、反射波で感知が可能な為……そもそも奇襲は成立しない。

美琴「零距離からの電撃……アイツには効かなかったけど……流石にあんな能力までは持ってないでしょう?」

それは彼女にしか分からない確信。

木山「くっ!」ヴン

咄嗟に美琴と同じように磁力によって、周囲の鉄筋を操作するが――

美琴「――遅い!」ビリッ

同じ土俵において美琴が負ける理由など皆無だった。


ズガシャアアアアアァァァ!!!


まさに雷が落ちたかと錯覚する程の轟音が響き、雷光が二人を包んだ。

木山「がっ……」グラッ

美琴「一応、手加減はしておいたけど、これでもう戦闘不能なはず……」

『センセー』

美琴「……え?」

『木山センセー』

美琴「……頭の中に直接……声が……?」

御坂美琴は垣間見る。

――木山春生の絶望を。


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