過去ログ - 御坂妹「アクメツ……?」 二殺目
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94:とある複製の妹達支援[saga sage]
2011/12/24(土) 03:19:42.83 ID:hw9C40WQo

初春「……う……ん……?」

美琴の放った渾身の零距離攻撃の轟音は、高速道路上の車内で気絶していた初春飾利にも届いていた。

初春「私……気絶して……そうだ、木山先生は…………!」

ちょっとした『裏技』を使って手錠を外し、車外に出る。

初春「道路が無くなってる……? 一体、何が……」

足を踏み外さないよう慎重な足取りで、円形に欠落した箇所から道路の下を覗く。

そこに居たのは、呻きながら地に手と膝をつく木山春生と――

初春「……御坂さん!?」



木山「観られた……のか……!?」

美琴「どうして……あんな……」

木山「くっ……フフフフ……」ユラリ

ボロボロの体を強引に立たせ、木山は笑う。
どうしようもなく、愚かだった己の過ちを。

木山「『AIM拡散力場制御実験』……あの実験は表向きはそうされていた。
    だが、本当の実験名は『暴走能力の法則解析用誘爆実験』だ」

美琴「誘爆……って……」

木山「能力者のAIM拡散力場を刺戟して、暴走の条件を探るもの……どの程度で『壊れる』のかも念頭においた、ね」

事故とされた、その結果すら最初から仕組まれていた。

美琴「人体実験……」

その単語のおぞましさに心の温度が下がったのを感じた。


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