過去ログ - 淫魔「んふふ」 修道女「闇の気配がする……」
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◆WjI07W0ub6
2012/08/02(木) 23:01:55.61 ID:VZOkYNnJo
太陽が完全に昇り、午前のお茶の時間になる頃には城の屋上にも賑やかになり、祭神の城は昼を前にして祭りの熱気に包まれていた。
観客席を魔人が埋め尽くす。人型の者が多いが、耳が大きかったり、鱗や羽毛に被われた者も多く、完全に4つ脚の獣や液状のドロドロした塊も、それぞれの観客席におさまっていた。
試合場を囲む家々のテラスからも、昼間から酒を片手に歓声が上がる。酒場から流れる濃い酒と焼き物の匂いが一番低い試合場のあたりにまで流れ込み、試合場のまわりでも屋台の煙が立ち上り、空には竜や鳥人の群れが飛び、旗がたなびき花火が上がる。
以下略
798
:
◆WjI07W0ub6
2012/08/02(木) 23:02:25.04 ID:VZOkYNnJo
試合場を望む控え室。
ギリシア建築を思わせる柱廊の隙間からテラスへと、桃色の集団が飛び出した。
6号「うおー! もう始まってるのか!」
以下略
799
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◆WjI07W0ub6
2012/08/02(木) 23:03:12.98 ID:VZOkYNnJo
巨竜の力は恐ろしいほどに強く、上段から振り下ろされる剣は、現世の城壁なら一撃で粉砕するだろう。
それだけの力を受け止めながら、修道士の泡の壁も、修道士の立つ試合場の床も壊れなかった。
修道士は剣を受けるだけで攻めあぐねていたが、そもそも巨竜の攻撃を受け止められる者は少なく、人間の術士の健闘に、コロッセオから歓声が上がる。
以下略
800
:
◆WjI07W0ub6
2012/08/02(木) 23:04:22.46 ID:VZOkYNnJo
飛槍の爆発に白い煙が立ちこめ、試合場を包んだ。
煙を振り払い、修道士は目をこらす。
修道士「……どうだ!」
以下略
801
:
◆WjI07W0ub6
2012/08/02(木) 23:04:54.19 ID:VZOkYNnJo
泡の障壁を左手で維持し、修道士は右手に術の光を宿す。
元から押されていたのに、片手で障壁の維持は難しく、泡の障壁に揺らぎが走った。
それを機と見て、巨竜は剣を大きく振り上げた。
以下略
802
:
◆WjI07W0ub6
2012/08/02(木) 23:05:52.99 ID:VZOkYNnJo
控え室のテラスも、修道士の勝利に沸いていた。
13号「すっげえ! 倒しちゃったよ。どーやったんだ?」
6号「たぶん、泡の術を応用した衝撃法だ」
以下略
803
:
◆WjI07W0ub6
2012/08/02(木) 23:06:41.36 ID:VZOkYNnJo
天使「んむぅ、みんながそう言うなら。でも、それなら私はどうしたら良いんだろ?」
1号「なに、後ろでドンと構えていろ。大将らしくな」
12号「あら、大将って言うより王様じゃない? わたしたちの……なによ」
以下略
804
:
◆WjI07W0ub6
2012/08/02(木) 23:11:08.65 ID:VZOkYNnJo
………………
…………
……
淫魔「今日はここまで。
以下略
805
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(鹿児島県)
[sage]
2012/08/02(木) 23:19:50.02 ID:XuMX00RGo
おつかれちゃん
806
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]
2012/08/03(金) 00:01:58.18 ID:tbXEjCEDO
乙!!
807
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]
2012/08/03(金) 01:15:36.73 ID:B++0j+8qo
おちゅっちゅっ
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