過去ログ - 上条「なんだこのカード」 SEASON 4
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19:ふっつうに寝オチしたああああああああああああああああああああああああ[sage]
2011/11/28(月) 07:59:11.71 ID:HPvCLoy6o

青髪「何時だって無暗にニヤケとる訳やないんですけど。……演算なんかは頭ん中の機械が勝手にしてくれるから、特別顔とかに出るとは思ってへんかったな」

結標「それでも、何処をどうしないといけないか判断する必要がある。それだけでも十分に集中力が消耗する。特に、今してるのは本来のあなたの能力の使い方を応用したものだから、尚更でしょうね」

青髪「"基本的には大きさを変化させず質量を変化させるものだから、直接的に重力だの引力だのを操れる訳ではない。ごくごく限られていて、そこには限界もある"って説明書に書いっとったんを、今更になって思い出したわー」

もっとよう読んどけばよかったわーと続ける彼

彼らの前では、絹旗がローラを支え、その横を滝壺が走り、その前にはクローンの少女たちが安全確保の為にある

結標「原子単位である一点を集中的に変化させるブラックホールなんかの方が、私達の周りって決まった範囲を通常の重力を生じさせる程度に延々に変化させ続けるより、あなたにとっては楽なんじゃない?」

青髪「まーね。ほいでも、そう言うの我慢して、あれから距離取らんことにはなぁ」

結標「あの女の人がいるから配慮してるんでしょうけど、それならいっそ、一端全部止めた方が移動は速くなるんじゃない?」

そう言った少女を、彼はしばらく見つめたが

青髪「うーん。まぁ試してみたら分かるかなぁ。あわきんやし大丈夫やろ」

言い切った後、女の体は大きくフワリと浮かび上がる

地面を蹴った反作用なのだが、それはまるで宇宙空間の様

結標「うわわっ!?」

と驚いた声も、非常に希薄に伝わった

すぐさま彼女は浮かび上がった身を空間移動させて、青髪の隣へ戻る

青髪「理解できましたかー?」

と笑う様に言う彼は、しかし、目が笑いきれていない

結標「……こんなに弱まってるなんて」

だから、何をするのか言ってからにしろという主張を、彼女は現さなかった

青髪「お月さんってほどやないけど、元々ここはえらい高台に浮いとるらしいし。空、見てみ?」

結標「空?」

言われるがままに上を見る

吹き上がった粉塵が何時まで経っても降りてこないので、空色と言うよりは灰色茶色だった

青髪「徐々に変化しとったから気付かんかもしれんけど、かなり暗くなっとるやろ? まるで、大気圏を越えた宇宙空間みたいにさ」



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