150:SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)[saga sage]
2011/12/10(土) 18:26:41.58 ID:rWBMrX3Fo
「……あーあ、せっかく左手も隠せるような服を選んできたのになー。……テメェのせいで台無しだな、オイ」
なぜ何も斬る事が出来なかったのか、その理由を上条と五和はすぐに理解した。
「……腕から先が」
「そう、色々あってムカつくヤツのために腕を失っちまったって訳だ。そしてこの目も。
……今思い出しても腹立たしい。それと、その次に殺したいヤツが今出来た。やってくれたじゃない、ねえ?」
そう言うと女は憎しみの感情しか感じられない顔で五和に視線を向けた。
「もともと殺すつもりだったけど、予定変更。……気が済むまで殴ってからブチ殺す事にするか。まずはその変な武器……邪魔すんじゃねえ!」
先程までの攻撃方法とは異なり、五和の身体に蹴りを入れる。その一撃で五和の身体を横に軽く吹き飛ばすほどであった。
避ける事は出来なかったが、五和はすぐに立ち上がり槍を構える。
しかし、その槍を謎の光が弾き飛ばした。その光の正体は、女の左手の断面から飛び出している眩い閃光のアーム、
人間のそれとは全く異なる能力によって生み出された人を殺す腕だった。
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