152:SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)[saga sage]
2011/12/10(土) 18:48:46.35 ID:rWBMrX3Fo
「なんだ、こんなモンでお終いなんて期待外れも良い所ね、簡単に死なないでもらいたいんだけど。
感謝しなさい、誰かを痛めつけないと気が済まないの、だからすぐには殺さない」
理不尽であってもそれを否定する事は誰にも出来ない。それでも上条は再び立ち上がり女に向かっていく。
「それ以上五和に触るんじゃねえ!」
「なに、私に命令してんのかしら? この状況で、何も出来ない女がそんな事許されるとでも思ってんのかなー」
女は五和への暴行を中断し、上条へと対象を変更する。
上条は光線が撃ち出される前に相手の懐へと飛び込み、そこから活路を見出そうとした。
しかし、女は距離を詰められる前に上条の近くにあったコンテナを光線で吹き飛ばす。
その衝撃で上条はよろめき、逆に相手に距離を詰められてしまっていた。
「ったく、男以外は無視するように言われてるから女は見逃してやろうと思ってたのに。
でも、自分から攻撃してきたって事は別に殺しても良いか。正当防衛ってヤツ? 何でも良いけど」
そう言うと女は倒れた上条を五和にしたのと同じように頭部を踏みつけ、脇腹に蹴りを入れる。
「ぐっ……ごはっ……クソッ、こんな……」
上条はなんとか立ち上がろうとするが、その顔面に女の重い蹴りが入る。
その勢いのまま後ろに倒れコンクリートの床に頭を打ち、上条は沈黙してしまった。
「あーあ、女だから顔を潰されたらもう誰も見てくれねえかもな。自業自得だ、諦めろ」
女は再び五和に目を向け、自分の目的を果たすために最後の行動へと移ろうとしていた。
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