167:以下、あけまして[saga sage]
2012/01/04(水) 02:13:21.12 ID:AiUnSeA3o
「チッ、何をしたかは分かんねえけど面倒な事になりそうだな……だったら」
すべてを言い終える前に女は上条に向かって光線を撃ち出した。
しかし、それを上条は右手で受け止め、いとも容易く消し去ってしまう。
何が起きたのか分からない女に対して、上条は諦めろと言った。
「……無駄だ、もうテメェの能力は通用しねえよ。だから、今すぐ俺達の前から消えろ!」
その言葉に女は苛立ちを隠せなかった。何も出来ないと思っていた相手の抵抗、
自分の存在に比べてるとはるかに劣る塵の様なもの、それに命令されたという事実が許せなかった。
「ハッ、笑わせんじゃねえよ! たった一、二回防いだだけで勝ったつもりか!?
テメェが死ぬまで私はここに居る、だからゴミクズみてえにさっさと消えろっつうの!」
そして女は再び上条を攻撃しようとした。しかし――女の身体に二つの金属が接した。
「……オイ、何のつもりだ?」
一つは刀、触れれば何物でも斬れてしまいそうな鋭さを持っている。
「一歩でも動いた瞬間に、あなたの身体を斬りつけます。……その残った方の手も同じようになるでしょう」
一つは拳銃、心臓の位置を的確に捉え、突きつけられている。
「そういう訳だ、もう諦めてもらえると助かるんだがな……さぁて、どうするか聞かせてもらおうか」
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