30: ◆lCKg0rpFuc[sage saga]
2011/11/09(水) 14:31:44.19 ID:LHYqPlFG0
アイツと決闘をした橋の下の広場にやってきた。
まだ学校のやってる時間だからか、人影は無い。
一応能力で周りに人がいないか確かめて、どんな強い力を試すか考える。
結論から言えば、三時間で飛べるようになった。
磁力を使ってリニアモーターカーの原理で浮いて走る。
ただし、自分の周りのAIM拡散力場に沿って電子を塊のように集めるので青白く光ってしまう。
前方から後ろに流れていく自分の出す強力な力場に沿って浮かぶ電子の光。
これを纏って飛んだら、まるで光る大きな鳥みたいだ。
目立つ事甚だしい。めったな事では使えないわね。
めちゃくちゃ大きな力を使おうとするとこの姿になるようだ。
力をコントロールして必要な分を必要なだけ作り必要なだけ集めて必要なだけ出力する事を覚えた。
以前なら、こういう姿にならずに周りに放電していただろう。
元々イオン化している物質を集めに集め、ついでに自分で物質をイオン化させて固める。
電磁の力で圧縮を重ねていくと、ものすごいエネルギーの塊ができた。
質量がある分、エネルギーもでかい。
光る鳥の上に光の玉。シュールな絵面だなぁ。
これを打ち出したりしたら、ビルの一つでは済まない被害がでそうだ。
ゆっくりゆっくり圧縮を解いてエネルギーを拡散させていく。
爆発したら大変だし、こんな力は使わずに済むならそれに越した事はない。
過去に犯した失敗を思い出す。
キャパシティーダウン。特定の音波で能力を奪う装置。
今ならこれは問題なく対処できるだろう。
音波の波長は身体が覚えている。
耳の神経からその音波を拾う信号をカットしてしまえばいい。
あの不快な音は聞きたくもないから、予めデフォルトでカットさせておいてもいいかも。
あんな子供だましに三度も引っかかった自分が恥ずかしい。
似た機械にAIMジャマーがある。AIM拡散力場を乱反射させ自滅させる機械。
コイツは一回体験しておいた方がいいかもしれない。
少しでも能力が使えるのならば、電子機器なんて刹那に破壊できる。
使えないというならば、大きな施設に侵入する前に探索して予め壊してしまうとか。
こういった能力者対策の機械は多量の電力を必要とするはず。
そういうのを探したり壊したりするのは私の元々の守備範囲だし。
インデックスの言っていた、電磁波を出さなくする特訓をしたらいいかもしれない。
AIM拡散力場を引っ込める特訓か。考えた事もなかったな。
うん、だんだん無敵に近づいてく実感。悪くないわね。
さ、くたびれたし帰ろう。
たまには黒子とも遊んであげなくっちゃ。
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