過去ログ - あかり「それならあかりに恋してよ!」
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31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方)[saga]
2011/11/17(木) 22:17:12.56 ID:Ra7dRp5g0
けど、とも思った。
京子ちゃんの変化もそうなのだろうけど、今私の中であるこの違和感はいったいなんなんだろう。

あかり「……最近、結衣ちゃんからあんまりメール来ないの」

以下略



32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方)[saga]
2011/11/17(木) 22:20:46.56 ID:Ra7dRp5g0
あかり「ケンカでもした?」

私は不安になって、つい、そう訊ねてしまっていた。
京子ちゃんは一瞬きょとんとすると、「違うよ」
確かにそう、首を振って。
以下略



33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方)[saga]
2011/11/17(木) 22:26:46.11 ID:Ra7dRp5g0
頑張って一緒のとこ、行けばいいのに。
そうも言えたはずなのに、私は――私たちはもう、簡単にそう言えるほど現実を知らないわけじゃない。

京子「あかりにも会えたし、そろそろ帰るかな」

以下略



34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方)[saga]
2011/11/17(木) 22:29:32.01 ID:Ra7dRp5g0
今日の投下は以上です
ここまで見てくださった方、ありがとうございました
ちなあかはもちろん素敵だけど、京子とあかりの関係っていうのも結京とまた違っていい感じの幼馴染だと思います

それではまた
以下略



35:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(神奈川県)[sage]
2011/11/17(木) 23:33:25.40 ID:Nz4Gftp7o
付けて貰った方が嬉しい


36: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2011/11/18(金) 19:32:36.16 ID:J6PL+c0g0
一応トリップつけておきますね
今日ものんびり投下


37: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2011/11/18(金) 19:43:40.85 ID:J6PL+c0g0

中学生の頃と違って、毎朝起きる時間はだいぶ遅くなった。
けれど、起きる時間は遅くとも電車の時間はきっかり決まっているから、登校時に関しては中学生のときよりも随分と不自由になったと思う。そして高校に入学してからもうだいぶ経つのに、私は未だに満員電車というものに慣れていない。

がたたん。
以下略



38: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2011/11/18(金) 20:59:16.05 ID:J6PL+c0g0
『次はナモリ前、ナモリ前です。お出口は左側――』

だんだんスピードが遅くなってきて、やがて止まる。
次の駅で降りなきゃ。
そんなことを考え、つり革を握る手に力を込めかけたときだった。
以下略



39: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2011/11/18(金) 21:03:24.77 ID:J6PL+c0g0
あかり「……行っちゃった」

ぽつり、呟く。
電車は私を置いて、走って行ってしまった。もう見えなくなりそうな電車の後姿から顔を逸らすと、ホームにはもう、ほとんど人の姿はない。皆会社だったり学校だったり、目的の場所に急いでいたから。ここでもまた、誰からも置き去りにされてしまったらしかった。

以下略



40: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2011/11/18(金) 21:08:09.06 ID:J6PL+c0g0
サボろうかな。

そんな考えが、あまりにも自然にあかりの中で浮き上がってきた。
私は一瞬そのことに驚いたものの、けれど一度くらい――私の中の誰かが、私にそんなふうなことを囁いた。

以下略



41: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2011/11/18(金) 21:12:51.02 ID:J6PL+c0g0
―――――
 ―――――

駅を出ると、何度か家族で来たことのある場所が広がった。
学校帰りに寄り道することはあっても、わざわざこの辺りまでは来ないのだ。
以下略



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