過去ログ - あかり「それならあかりに恋してよ!」
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42: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2011/11/18(金) 21:19:34.22 ID:J6PL+c0g0
知らない場所を歩くのは楽しかった。
一人でいるのは少し寂しい気もしたけれど、制服姿だということを忘れて知らない場所で自分の思うままにまだ開いていないお店や、開いたばかりの眠そうなお店を覗いて回った。

商店街も家の近くにある錆びれかけた商店街よりずっと大きくて活気があった。
そこをまわっていると、気が付けばもうとっくに一時間目が過ぎていて、休憩の時間になっていた。
以下略



43: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2011/11/18(金) 21:28:27.76 ID:J6PL+c0g0
本当に、あかりってだめな子だと思う。
少なくとも、自分の大切ななにかに関してはとことんだめだ。

ずっと自分ではなく他人を優先してきた。
私はそれでいいと思っていた。自分は傷付いてもよかった。けれど、他人を――ちなつちゃんの気持ちを優先することで、結局ちなつちゃんは傷付いた。結衣ちゃんのことを想い続けて、傷付いてしまった。だったら私がちゃんとすぐに自分の気持ちに気付いて告白していれば。そうも思うけれど、それだって私のエゴだ。
以下略



44: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2011/11/18(金) 21:36:55.58 ID:J6PL+c0g0
今会ったらきっと、私はちなつちゃんの存在がちゃんとあることに安堵する。
けれど今会ったらきっと、私はちなつちゃんの存在が消えてしまうんじゃないかと、そんな錯覚に陥ってちなつちゃんに縋ってしまうかもしれない。

あかり「……もう」

以下略



45: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2011/11/18(金) 22:22:42.87 ID:J6PL+c0g0

いっそ、自分だけのことを考えられたら。
たまに本気でそう思うときがある。

学校のことも、友達のことも、京子ちゃんや結衣ちゃんのことや、それからちなつちゃんのことも、何も考えずにただ自分だけを守れるのなら。
以下略



46: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2011/11/18(金) 22:25:42.70 ID:J6PL+c0g0
朝の寒さは太陽の光がだいぶやわらげてくれていた。
私は立ち上がる。

さすがにもう学校に戻らなきゃいけないかな。

以下略



47: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2011/11/18(金) 22:26:52.96 ID:J6PL+c0g0
短いですが投下終了
ここまで見てくださった方ありがとうございました

それではまた


48:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
2011/11/19(土) 00:10:29.04 ID:IfTHlWGDO
終わりがみえぬ


49:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)[sage]
2011/11/19(土) 00:11:38.99 ID:IfTHlWGDO
sage


50: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2011/11/19(土) 21:00:10.88 ID:woe061hZ0
こんばんは
投下再開


51: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2011/11/19(土) 21:05:28.87 ID:woe061hZ0
こぼれただけで、もちろん遠くのほうにいるちなつちゃんに私の声が届くはずなんてなかった。慌てて口を噤んだものの、それに気付いた私は声の代わりに大きく息を吐き出した。
ふと時計を見る。まだ昼休み直前、普段の私ならそろそろお弁当のことを考え始める時間帯。

あかり「……」

以下略



52:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(西日本)
2011/11/19(土) 21:11:04.33 ID:2gaaUxWCo
きたな


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