6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)[ sage saga]
2011/11/20(日) 16:27:34.44 ID:L0fwPT1Y0
絶対等速は地上にはいなかった。組み上げられた鉄骨の上にいたのだ。
どうやって彼がそんな高さまで移動したか。 能力のちょっとした応用である。
ワイヤのついた鉄球を用意、反対側を自分のベルトに巻きつける。
このまま鉄球を投げることで、鉄球の運動に引っ張られ、『飛行』することができるのだ。
では、なぜ、鉄球が一方通行へ飛んできているか。 罠がしかけてあるからだ。
絶対等速の仕掛けた罠は 単純なものだ
ワイヤのついた鉄球を用意して その反対側を自分の指にかけて 鉄球を回し、回転運動を能力で固定。 その後、別の鉄球を回転の方向にそった起動の真上から 能力で落下速度を固定して落とす。
落とした鉄球にかけた能力を 回転している鉄球に触れる寸前で解除することで
さながらピッチングマシーンのように鉄球を飛ばすことができる。
もちろん この罠で飛ばされた鉄球に攻撃力はない。 しかし 絶対等速は自身の能力がたった一度の攻撃でばれることはないと考え、この罠を作ったのだ。
(この罠で狙撃ポイントまでターゲットを誘導して 2,3回鉄球をあてれば さすがに敵も参るだろう) 絶対等速はまだこの時、敵がどれほど危険か気づいていなかった。
狙撃ポイントの一歩手前で一方通行は違和感の正体に気づいた。
(オレにダメージを与えた攻撃は、重力や空気抵抗なんかで減速されてなかった。
しかし、今飛んできている鉄球はまともに運動している。なぜだ?
奴は能力に制限でもあるのか? いや、それならこんな風に攻撃はしないで、
逃げるはずだ。 ハッタリではなんともならないことは、敵もさすがにわかっているはず。
つまり、この攻撃はオレをひきつけるための罠!)
一方通行の踏み込んだ方向は、絶対等速にとって予想外だった。
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