過去ログ - 阿良々木「僕は傷つくのが、怖かった」
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12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(チベット自治区)
2011/11/26(土) 21:07:42.18 ID:JGoIo9qY0
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 オチはないが後日談だけは過去として残っていた。
 次の日、事情を知っていたの奴らを敵にまわした事は言うまでも無いことだった。
 誰も救えず、関係だけが壊れ、勝手に独走し、勝手に深く深く傷ついた僕は心をすっかり閉ざした。
 僕の中学校の同級生はとりわけ頭がいいわけでもなかった。
 正直、誰の顔もみたくなかったので、高いところへ行けば顔を合わさずに済むと思い、私立直江津高校へ進学する事へ決めた。
 人間強度が下がるから。
 無差別に助ける事は、時に自分を傷つけ、そして相手を傷つける。
 そして人間強度は下がっていく。
 ただの臆病者だ。
 僕は傷つくのが、怖かった。
 閉ざした心を開いて元に戻るのは、これから二年後の事だった。


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