過去ログ - マリーダ「了解、マスター」グラハム「マスターとは呼ぶな!」三機目
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◆FnwJR8ZMh2
[saga]
2012/12/12(水) 12:48:37.04 ID:WksrI/rAO
通信端末からモニターが立ち上り、そこには栗色の髪の少女の姿が映し出される。
緋色のパイロットスーツなど、見覚えのないものもあるにはあった。
しかし、その顔は紛れもなく、疑いようもなく。
十九年間自身が付き合い続けてきた、自分自身の顔、そのものであった。
マリーダ「っ……く……」
プルツー『どうだい? 最近まで冷凍庫の中にいたから、見た目は子供のままだけどね』
プルツー『ま、顔くらいは現代の整形手術ならいくらでもいじれるだろうけどさ……少なくとも気は済んだだろう』
プルツー『私はプルツー、製造番号からしたら一番最初、正真正銘お前の姉だ』
マリーダ「……!」
プルツー『面と向かって顔を合わせればもっと確実なんだが……』
マリーダ「どうして……」
プルツー『?』
マリーダ「どうして今頃になって……まさか、またあの計画を始めようというのか……?」
プルツー『……あぁ、お前が連絡しなかったのはそれを危ぶんでたのか? てっきり手紙の中身をリヴァイヴに任せたせいかと』
マリーダ「もしそうなら、私は……!」
プルツー『何が出来るって? 現場主義者の成り上がり将校の腰巾着に』
マリーダ「っ」
リヴァイヴ(おっと)
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