過去ログ - マリーダ「了解、マスター」グラハム「マスターとは呼ぶな!」三機目
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◆FnwJR8ZMh2
[saga]
2013/02/05(火) 22:44:33.09 ID:LBfc1VCAO
車がジープであることも幸いし、ドアも開けず飛び越した。
背後からリヴァイヴの忍び笑いが聞こえたが、気になどしてはいられなかった。
すぐさまリフトに乗り込み、声の方へと急ぐ。
二機のMSの威風堂々たる様に、昇る最中にも視線を釘付けにされる自分に気付きながら。
ビリー「やぁ、マリーダ……!」
マリーダ「カタギリ顧問、これは!?」
ビリー「あぁ、僕が聞きたいくらいだよ! 仮眠中にそこの赤毛のエージェントに叩き起こされて、連れてこられたかと思えば、だ」
デヴァイン「事態は急を要した、無礼は承知の……」
ビリー「あぁごめん、ちょっと黙ってて」
デヴァイン「!」
マリーダ「これはGN―X、なのですか?」
ビリー「スペックの写しは貰ったけど……全くもってナンセンスだよ、ほら!」
マリーダ「これは……は……?!」
ビリー「全く、こうも易々とGN―Xのアップグレードを生み出してくるなんてね。どうやら彼等は隠すつもりもないらしい」
デヴァイン「隠すとは心外だ。我々は……」
マリーダ「五月蝿い!」
デヴァイン「……済まない」
マリーダ「…………っ」
マリーダ「……最高速度、旋回性能、加速性能、反応速度に対応のOS、どれを取っても現行のMSを遥かに凌駕している……!」
ビリー「任されてみたのはいいけど、気分はリップヴァンウィンクルだ……ライト兄弟が超音速旅客機を修理するときなら、似たような感情を抱くかもね」
ビリー「こいつはまさに怪物だよ。それこそガンダムに匹敵……いや、それ以上のだ」
デヴァイン「…………」
リヴァイヴ『デヴァイン、打ちひしがれてないでリフトを降ろしてくれ』
デヴァイン「……了解した」
プルツー『いつの間にあんな技術屋気質になったんだ、あいつ』
リヴァイヴ『さぁ?』
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