110: ◆hZ/DqVYZ7nkr[saga]
2011/12/02(金) 20:51:45.29 ID:ffsGP3FIO
〜〜〜
「ン、あー……寝ちまってたか?……オイ、垣根起きろ」
時間はまだ午後十時をまわったばかり。
111: ◆hZ/DqVYZ7nkr[saga]
2011/12/02(金) 20:53:12.73 ID:ffsGP3FIO
「ァア?……おーいどォした?ゴキブリでも出たか?」
一方通行は、まさか原因が自分にあるとも知らずに声をかける。
悲鳴を聞きつけた垣根も大慌てで飛んで来た。
112: ◆hZ/DqVYZ7nkr[saga]
2011/12/02(金) 20:54:12.58 ID:ffsGP3FIO
「え?何が起きたの?」
「あ?何も起きてねェよ、俺が風呂とトイレ間違えて扉開けたらちょうど風呂から出たこいつらがいただけだァ」
何か問題があるか?と偉そうにしている。
113: ◆hZ/DqVYZ7nkr[saga]
2011/12/02(金) 20:55:17.58 ID:ffsGP3FIO
〜〜〜
「おう、あんま気にすんな。一方通行はお子様だし、別に下心があったわけでもねぇし許してやってくれよ」
ミサカは顔を真っ赤にし、いつのまにか敷いた布団の上で丸くなっていた。
114:また区切るところ間違えちまったよ ◆hZ/DqVYZ7nkr[saga]
2011/12/02(金) 20:55:55.28 ID:ffsGP3FIO
「おう、そうしろ!ミサカちゃんも髪の毛しっかり乾かしておいで」
「はい、ありがとうございます。とミサカはお礼を述べます」
115:また区切るところ間違えちまったよ ◆hZ/DqVYZ7nkr
2011/12/02(金) 20:56:41.96 ID:ffsGP3FIO
〜〜〜
ミサカが出てった部屋で、崩れた布団を軽く直し、窓を開け扇風機を押入れから取り出し電源をつないだ。
「垣根くーン」
116:また区切るところ間違えちまったよ ◆hZ/DqVYZ7nkr[sage]
2011/12/02(金) 20:57:57.54 ID:ffsGP3FIO
「ほれ、あった!」
「おォ、サンキュー」
小さい缶に十袋ほど、入ってるものをみつけ、一袋一方通行に手渡す。
117: ◆hZ/DqVYZ7nkr
2011/12/02(金) 20:59:26.37 ID:ffsGP3FIO
――いや、このミサカは何も起きてなくとも顔を赤らめそうだな……。
垣根の目には、一生懸命『なかった事にしよう』としているミサカ00001号がとても愛らしくうつった。
「ミサカちゃん達はなんか飲みたいものあるか?牛乳と水しかないからなんか飲みたきゃ適当に買いに行ってくるけど」
118: ◆hZ/DqVYZ7nkr[saga]
2011/12/02(金) 21:01:08.43 ID:ffsGP3FIO
〜〜〜
上条当麻は考えていた。
「……やっぱ御坂に聞いてみようかな」
119: ◆hZ/DqVYZ7nkr[sage]
2011/12/02(金) 21:04:36.70 ID:ffsGP3FIO
上条はただ平謝りをし続け、警備員が去ると、突然己の不幸さが嫌になり無力感にさいなまされベンチに腰を落とす。
ぼんやり公園を行き交う人々を眺めているといつの間にか御坂妹が隣に座っていた。
機密レベルの高い実験に内密に参加している為警備員に捕まるとお姉さまに迷惑がかかる、と言い上条を置いて逃げた事を謝った。
120: ◆hZ/DqVYZ7nkr[saga]
2011/12/02(金) 21:05:33.76 ID:ffsGP3FIO
首を横に向け、目に入った時計の針はすでに午後九時半を差している。
「あ、風呂と飯まだだ……課題もだ……ふ、不こ……いやこれはただの不注意か……」
ため息を吐きつつ起き上がると浴室に向かう。
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