過去ログ - 禁書「イギリスに帰ることにしたんだよ」 上条「おー、元気でなー」
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◆ES7MYZVXRs
2011/12/04(日) 14:14:43.91 ID:McvQY9qko
「いきなり明日だなんて集まってくれるのかな?」
「集まるって! よっし、それじゃあ俺はこれからみんなに連絡するから、お前は明日に備えて早く寝ろな!」
インデックスは首を傾げているが、上条には確信があった。
同じクラスで隣人である土御門という男は、そういったどんちゃん騒ぎは大好きな人種であり、そこに青髪ピアスなんかが混ざればもう完璧だろう。
おそらくクラス全員集合というのも十分ありえるはずだ。
上条はそんな楽しげな光景を思い浮かべて頬を緩めると、自分の寝床である風呂場へ歩いて行く。
「……ねえ、とうま?」
「ん?」
突然インデックスに呼び止められた。
いつもならば、こういう時は明日の朝ご飯の注文である可能性が高いのだが、今回は振り返る前に声だけで違うと判断できる。
インデックスの声はとても静かなものだったが、どこか重いような気がした。
振り返ると、そこにはいつもはあまり見せない、どこか影のある表情を浮かべたインデックスがベッドの上に座っていた。
「とうまは、その……私がいなくても大丈夫なんだよね?」
「………………」
「……とうま?」
インデックスの綺麗な碧眼は真っ直ぐ上条当麻を捉えている。
上条はその目から視線を逸らすことが出来ずに見つめ返す。
少しの間、二人はそんな状態のままじっとしていた。
何も答えない上条に、インデックスの目は若干戸惑いの色を宿している。
「……大丈夫なわけねえだろ」
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