過去ログ - 禁書「イギリスに帰ることにしたんだよ」 上条「おー、元気でなー」
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53: ◆ES7MYZVXRs[saga]
2012/01/06(金) 22:08:46.32 ID:1U9rs9Uoo

「んんー? そんなに見られたら困るのー? ってミサカはミサカは興味本位で尋ねてみたり」

「いや、その……」

「まぁ、誰だって頭の中公開するのは嫌だろ。にしても、すげえ技術ができたもんだ」

「何でも第五位の協力あってのモンだとよ。その実験って意味も強いだろォな」

学園都市の科学は日々発達しており、それらの新技術はここの代名詞ともとれる「超能力」を参考にしたものも多い。
元々、超能力開発自体で脳に手を加えたりもするので、そちらの技術は他のものよりも進んでいるのだろう。
同じレベル0である浜面仕上も、以前にドラゴンライダーなる駆動鎧にて、知識を直接頭に叩きつけられるといった不思議な体験をしたと聞いた。
確かに効率的にはいいが、感覚的にはあまり気持ちのいいものではない、との事だが。

一方通行の話だと、例の機械によって映し出される脳内イメージとは、頭の中の大部分を占めているものらしい。
よって、例えば幸せいっぱいな家族のお父さんに使用すると、妻や子供の姿が現れるとか。
という事は逆に浮気調査にも使えそうだな、とぼんやりと考える上条だったが、


「「おおおおおおおおおおおおおおお!?」」


突然周りが騒がしくなったので、驚いてすぐに舞台の上へ視線を戻す。
するとそこには先程までなかった立体映像が映し出されており、どうやらそれが結標淡希の脳内イメージらしい。
上条としてはぼんやりとした像を想像していたのだが、想像以上にくっきりと映し出されており、三次元映像というのもここまで来たかと驚く。
しかし、それ以上に注目すべきなのはその映像そのものであったりもして、


『はっはっはー!! さすがショタコンの鏡だにゃー!!!』

「こ、この止めなさいよ!!! 今すぐ消せええええええええ!!!!!」


映しだされた三次元映像は小さい男の子達がはしゃぎ回っている姿だった。
もしもこれが上条の母親くらいの女性だったのなら、そこまで突っ込まれなかったはずだ。
問題なのは、結標はまだ高校生の少女であり、しかも一部の人間の間では「ショタコン」という何とも不名誉な称号を授かっている所だった。

顔を真っ赤にした結標はすぐに頭の機械を外すが、どうやら持続的に脳波を観測する必要はないらしく、映像は健在していた。
周りはそんな様子を眺めながら大笑いしている。



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