過去ログ - 禁書「イギリスに帰ることにしたんだよ」 上条「おー、元気でなー」
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584: ◆ES7MYZVXRs[saga]
2013/03/01(金) 01:25:23.50 ID:L8R+kmkEo

「麦野、行くわよ!」

「えー、つか監視カメラハッキングとかすればいいんじゃないの」

以下略



585: ◆ES7MYZVXRs[saga]
2013/03/01(金) 01:26:22.79 ID:L8R+kmkEo

麦野はここで口元に笑みを浮かべる。
見るからに、美琴は揺れている。これは後もう一押しすればいけそうだ。

「宿でもあのシスター相手に言ってたじゃないの、『アンタには負けない』ってさ。それならさっさと告るべきなんじゃない?
以下略



586: ◆ES7MYZVXRs[saga]
2013/03/01(金) 01:26:49.31 ID:L8R+kmkEo

垣根はギリギリと奥歯を鳴らす。
これだけ馬鹿にされて、自分は何も行動に移すことができない。

違う。苛立っている理由はそれだけではない。
以下略



587: ◆ES7MYZVXRs[saga]
2013/03/01(金) 01:27:20.11 ID:L8R+kmkEo

「オマエは何も分かっちゃいねェ。今までブチ殺してきたクローン共が俺の死を望ンでいるのならそォしてやる。
 だがな、死ンだ奴がどォ思っているかなンてのは、そいつ自身にしか分かンねェンだ。勝手に死ンで償ってもそれは自己満足にしかならねェ」

「くっ、はははははは!!! なんだそりゃ!!! 要するにテメェが死ぬのがこええってだけだろうが!!!」
以下略



588: ◆ES7MYZVXRs[saga]
2013/03/01(金) 01:27:49.26 ID:L8R+kmkEo

自分はあんな奴らとは違う。感情のままに拳を振るうなどという事はしない。
常に利益とリスクを天秤にかけて、その上で行動する。
ずっとそうしてきたはずなのに。

以下略



589: ◆ES7MYZVXRs[saga]
2013/03/01(金) 01:28:17.51 ID:L8R+kmkEo

二人はそのまま互いにノーガードで殴りあう。辺りにはただ拳の音だけが連続する。
能力を使っていればその一撃一撃が致命傷になり得たはずだ。
それでも、能力なしとはいえ普通に殴られればそれなりのダメージは受ける。
二人の顔面はどんどんボロボロになっていった。顔面に衝撃が伝わる度、切れた唇から血が飛び散る。
以下略



590: ◆ES7MYZVXRs[saga]
2013/03/01(金) 01:28:46.30 ID:L8R+kmkEo

決してそういったものに憧れていたわけではない。むしろ軽蔑していたはずだ。
しかし、実際にこうしていると幾分気持ちが楽になるような、そんな感覚がした。
まるで普段の自分は鎖か何かに繋がれていたかのように。

以下略



591: ◆ES7MYZVXRs[saga]
2013/03/01(金) 01:29:15.91 ID:L8R+kmkEo


一方通行の拳が頬を打ちぬいたのは、それからすぐの事だった。


以下略



592: ◆ES7MYZVXRs[saga]
2013/03/01(金) 01:29:58.81 ID:L8R+kmkEo


「上等だ」


以下略



593: ◆ES7MYZVXRs[saga]
2013/03/01(金) 01:32:45.40 ID:L8R+kmkEo
短いけど今回はここまで。そろそろ二ヶ月だったし
次回は上条さんとみさきちパートから


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