過去ログ - 禁書「イギリスに帰ることにしたんだよ」 上条「おー、元気でなー」
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8: ◆ES7MYZVXRs
2011/12/04(日) 14:18:07.36 ID:McvQY9qko




「ふん、もう寝る!! おやすみ!!!」

「お、おう……」

ひと通り上条の頭を噛み終えたインデックスは、まだ怒りは収まり切らないのか肩を怒らせながらベッドに戻っていく。
解放された上条は、ついさっきまで少女の歯がめり込んでいた頭皮を労るようにさすりながら、部屋の電気を消す。
そしてもう随分と使い慣れてきた寝床である、浴槽へと向かった。

「いてててて、アイツ本気で噛み砕こうとしてたな……」

浴室に入る前に、洗面台の前の鏡で何とか頭皮の様子を見てみようとするが、良く見えない。
良く高校生くらいになると染髪で髪にダメージを与えるということも多いが、こうやって直接的な意味でのダメージを受けているというのも珍しいだろう。

「あ、そうだ明日の事で連絡回しとかねえと」

バスタブに付着した水滴をタオルで拭き取るという、普通の人間はなかなかやらない行為を慣れた手つきで進めながら、ふとそんな事を考える上条。
ポケットから、いくつもの不幸を共にしてきた、もはや戦友とも呼べる携帯電話をポケットから取り出す。

「とりあえず、クラスの奴等だろ。あとは一方通行とか御坂あたりも呼んでみっか。
 でも風斬はどうしよっかねぇ。インデックスの親友だし、呼びてえけど……打ち止めとか場所分かったりしねえのかな」

アドレス帳をスクロールしながらそんな事をぼそぼそと呟いてる上条。
思えばこのアドレス帳も随分と登録件数が増えたものだ。
こんな平均的な高校に通う無能力少年の携帯のアドレス帳には、学園都市に七人しかいない超能力者(レベル5)の内、二人のアドレスが登録されている。



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