149:SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)[saga sage]
2011/12/23(金) 13:02:38.90 ID:AwPsdz+c0
鞄を床に、制服を適当に脱いでショーツだけでベッドに横たわる。
部屋の中はすでに暖房が掛っていて、その点を母親に感謝しながら体中に感じた疲労を全部溶かす。
染み込んでいくように、ベッドに疲れが落ちていく。
京子「……なんで、なんでだよ」
だから疲れで紛らわしていた感情が静かに顔を出す。
あかりが来年の受験で進学校を受ける。
また高校でも三人、ちなつちゃんも入れれば四人で遊べるかと思ったのに、なんでこんなことになるのだろうか。
理不尽なことだと枕をおもいっきり叩いたところで、少しだけストレスが抜けた気がした。
なんでストレスを感じているんだろうと考えても、四人で遊べなくなることに対してのものだろうって思った。
そこでこの頃の悩みというのが、卒業式を迎えると四人で遊べなくなるからなんだと思った。
仕方ないじゃないか、私はまだまだ遊びたいのだ。昔みたいに、ちなつちゃんも入れて四人で遊び楽しみたい。
とそこで、一度くしゃみをしてこのままじゃ風邪を引いてしまうと服を適当に着込んで、あかりに風邪を引かないように心配されたことを思い出して、少しばかり不機嫌になった。
なんでこんなに不機嫌になる必要があるのかと、再びベッドに倒れこんで天井をぼんやりと見上げる。
そして何分経ったころだろうか、携帯が鳴った。
それはすぐに止まってメールの受信だってことはわかって、のろのろとした動きで携帯を取って開くとあかりからだった。
『今日は寒くなるらしいから暖かくして寝るといいと思うよ。それに今日の京子ちゃんなんか変だったから、おせっかいでごめんね』
京子「あかりは、私たちと離れることに何も思ってないのかな……」
そんなことを思っていると、電話帳を開いて電話をしていた。
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