過去ログ - 京子「アッカリーン」
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207:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga sage]
2012/01/12(木) 15:30:08.81 ID:+tysSFyX0
京子「そういえば、なんで図書室なんて来たんだ?」

綾乃「え、えっとね……」

そこでなんだか言い辛そうにする綾乃、まるでここに誰かいるからきたみたいに感じるけど。
もしかして私がいるからか!とか、自意識過剰なことを考えて、これ言ったらおもしろい狼狽してくれそうだけど、それそれで後々変なことになりそうだから言わないことにしておく。
だから、代わりの言葉に固まった。

綾乃「あかりさんがね」

京子「あかりが?」

綾乃「え、えっとね……、デートがもう明後日だから歳納京子と話してきたらどうかなって……」

実際、私と綾乃がデートすることくらいみんな知ってる、っていうか私が言いふらした感じだから、あかりが知っていてもおかしくないことなのに、なんだろうか。
なんだか嫌な気分になる。

綾乃「わ、私もね。明後日のデート楽しみにしてるから、その事前にちょっと話がしたくてね」

京子「なるほどね」

あかりとはあの日以来あまり会話をしてない。
なぜかだけど、この頃は廊下ですれ違うこともあまりなかった。
まるで、私が結衣を避けてるみたいに、避けられてるみたいな気がした。

綾乃「うん、ただそれだけで」

京子「勉強はしないの?」

綾乃「……この参考書で受験勉強できるかな?」

京子「え〜っと、『秘境アマゾンに住む不思議な生物』ね」

なんていう本を綾乃は引いてくるんだろうか
なんか論文作ったりとか、生物学を専攻するとかなら武器になりそうだけど、私たちが行こうとしてるのはただの普通高だから、使わないね。

京子「勉強には向かないけど、なら私に勉強教えてよ」

綾乃「ふぇぇ! わ、私がお、教えるの?」

京子「うん、ちょっとここがわかんなくてさ」

これ以上あかりの話は聞きたくは無いから、綾乃を引っ張って私の横に立たせる。
これでいい、こうすれば勉強だけで今の時間を過ごせる。




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