過去ログ - 京子「アッカリーン」
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227:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga sage]
2012/01/22(日) 14:12:37.23 ID:UMOxHAsQ0
その言葉にちなつちゃんの顔が少し暗くなって、私を正面から見据えてくる。
おかしかった、私が怒っていたはずなのに、ちなつちゃんからはそれ以上に怒っているそんな空気があった。

ちなつ「変わったですか……、今にも泣きそうにしてるじゃないですか?」

京子「そ、そんなことない!」

ちなつ「誰かに近くにいてほしいって思ってるみたいですし」

京子「っ!」

ちなつ「それで変わったっていうんですか」

京子「わ、わた、わたしは……」

足が震えてならなかった。
今さっきまでの楽しい気分が凍りつくみたいに、体中が凍りついてしまう。
公園の寒さよりも、体の底に氷を入れられたみたいに、心が寒くなってく。

なんで、私こんな目に会ってるの……

ちなつ「偽らなくてもいいんですよ。私、ごらく部のみんなはそういう偽りとかいうものからは一番遠くにいる人たちだって思ってました」

京子「い、偽りって、なんだよ」

絞り出すように出た声はそれだけで、ちなつちゃんの言ってることの意味はよくわからなかった。
でも、ちなつちゃんはただ一つ溜息を吐いてから、何かを言おうと口を開いた。

ちなつ「それはですね。あかりちゃんも京子先輩も、素直じゃないってことですよ」

京子「素直じゃないって、なんだよ!」

ちなつ「結衣先輩はもう、その偽りの輪からいつでも出られる場所に立ってますけど、あかりちゃんと京子先輩だけはまだ輪の中をグルグルグルしてるだけですよね」

京子「意味わかんないよ。やめてよ!」

ちなつ「なんでそうやって、理解しようとしないんですか!」




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