過去ログ - アンリ士郎「あ、次の試合いつだっけ。」 嫁ライダー「安価で決めましょう」
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[saga]
2011/12/07(水) 22:40:38.67 ID:VEWRkLAZ0
全体がくすんだ緑色の空間だ。
ここは空間構成のステージプログラム、その19からなる組成の一角がそれぞれ駅という形で造られている。
ここはSL機関車の客室の中。
超過量の情報が行き来する往路の中で、セラフ関係者が搭乗する専用列車。
その最後尾の三等寝台に乗りこんだ。
外気が体温よりよほど高いことが分った。身動きするたびに、皮膚が抉られるように痛い。
セラフはもう最後の点検を終えて、運転開始を少し控え、監視もいっそう厳重になっていた。
ともだちは持てる力をきりきりと引き絞っているように見えた。監視塔の照明が、昼間と見まごうほどの明るさだ。
そのサーチ・ライトの間隙をぬって、今、ひとつの影が走っていく。
なにか亡霊のような影だった。物音をまったく立てず、しかも動きが素早いのだ。
その影は、──山の翁、ハサンだった。
ハサンはこうして潜入しながらも、敵サーヴァントの徹底した警備体制に舌を巻いている。
列車の運転が開始されていないのが幸いしたのだ。
運転が開始され、すべての警備体制が整ったときには、何人といえども敵サーヴァント拠点に潜入するのは不可能になるだろう。
ハサンは、間諜の英霊だ。
いかにそれが堅固でも、防衛プロテクトによる定期的な巡回や、重装備した監視者ごときに驚くものではない。
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