936:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/01/24(火) 22:20:25.83 ID:RrfoawJyo
2時間くらい経った後、先輩は諦めたのかあたしを家の前まで送ってくれた。お兄ちゃんにあいさつすると言い張られたらどうしようかとあたしは悩んだのだけど、家は全体が暗く沈んでいてお兄ちゃんの部屋も含めてどの部屋からも灯りが点いている様子はなかった。その時はもう夜の7時30分を回っていた。
「お兄ちゃん、まだ帰っていないみたい」
あたしはほっとしながら先輩に言った。
「そうか」
先輩はそう言って、いつものとおりあたしにお別れの軽いキスしようと顔を近づけた。
あたしはとっさに顔を離して先輩のキスを避けた。こんなことをしたのは初めてだった。一瞬、先輩の驚き傷つきそして唖然とした表情があたしの目に入った。
「ごめん・・・・・・」
あたしは先輩に謝り、今度はあたしから先輩にキスしようとしたけど、先輩はあたしの手と顔をそっと払いのけた。
「じゃ、もう帰るわ。今日は無理言って悪かったな」
それだけ言って、キスのことには触れずに先輩はもうこちらを見ることなく消えていった。
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