過去ログ - 妹の手を握るまで
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945:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/01/25(水) 22:38:04.35 ID:WrmlNkbKo
それでも考えていくうちにあたしは少し冷静になった。やはりお兄ちゃんが好きという想いは突然のお兄ちゃんの愛撫によっても変ることはなかった。それによく考えればそれほど嫌ということもなかったのだ。
一度二人きりのカラオケの個室で先輩に同じことをされかかったことがあったけど、その時は驚きのほかにも嫌悪感を強く感じていて、あたしは先輩を突き飛ばした。
それに比べるとお兄ちゃんに触られたこと自体は驚いたし少し怖かったけど別に嫌ではなかった。

お兄ちゃんだったからだ。それが大好きな人の手だったからだ。やはりお兄ちゃんはあたしにとって特別だった。
そこまで考えると急に心と身体が軽くなった。好きな人があたしを求めてくれるならあたしはそれを許そう。もちろん限度はあった。そこから先はまだあたしには早い気がする。けどお兄ちゃんがあたしの身体に触りたいなら、それくらいは微笑んでいいよって答
えてあげたい。

あたしは急に眠くなった。でも明日も学校があるし何より登校前にお兄ちゃんを起こさなければならない。あたしは眠りに引き込まれる前にかろうじて目覚ましをセットすることができた。
・・・・・・肌にはまだお兄ちゃんの手の感触がぴりぴりと残っているようだったけど、それも次第に薄れあたしは眠りに落ちた。


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