過去ログ - 土御門「忘れたかにゃー、インデックス。オレって実は天邪鬼なんだぜい」
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186: ◆sk/InHcLP.[saga sage]
2012/03/12(月) 21:40:37.52 ID:wyrSFD9O0

「だからね…」ポンッ

「……」

「こんなことしたってね、何にもならないことくらい、私にも分かってるんだよ」ナデナデ

「……」

「ううん。もしかしたら私だからこそ、よく分かっちゃうのかも」


そう言うインデックスの顔は、悲しみばかりが広がっていた。別に、今の土御門の状態どうこうの問題ではない。
おそらく彼女は、自分には知識があるのに自分だけでは活用が出来ないという現状が、どうしよもなく悲しいのだ。
やり方は知っているのに、それを大事の人のために使うことが出来ないという現実が、苛立たしくてならないのだ。
それでも、


「…ありがとな、インデックス」

「えっ? 何が??」

「何って、オレに魔法をかけてくれただろ、お前は」

「違うよ。私はもとはると違って魔力は練れないもん。だから…」

「そういう問題じゃねえの」

「ふぇ? よくわかんないんだよ」

「分からなくてもいいんだよ、お前は」


土御門は、ありがたかった。この彼女に気持ちが、自分たちを思ってくれているという、インデックスの優しさが。
だから、それだけでいい。オレにとってはそれで十分だから、その知識は、然るべきときに正しく使ってくれ。
それに、


「…もうオレの頭の痛みは、どっかに吹っ飛んじゃったんだからにゃー」

「またまたぁ…。もとはるってば、いっつも調子のいいこと言うんだから…」

「ハッ。そりゃそうだぜ。何たってオレは――――」



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