過去ログ - 土御門「忘れたかにゃー、インデックス。オレって実は天邪鬼なんだぜい」
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◆sk/InHcLP.
[saga sage]
2012/04/17(火) 00:17:19.69 ID:e+RZEc+B0
「とにかくです!」
急に語気を荒げた(けどそんなに迫力は無い)ピンク色の先生は、部屋で寝ているシスターよりも無い胸を張ると、
「土御門ちゃんがどんな問題に巻き込まれているかは、先生も未だによく分かりませんが」
今度はにっこりとした笑みを浮かべて、
「それが学園都市の中で起きた以上、解決するのは教師の役目です。子供の責任を取るのが大人の義務です、」
見ていて清々しいほどに、彼女は彼女の中にある真実を言葉に代えて、
「土御門ちゃんが危ない橋を渡っていると知って、黙っているほど先生は子供ではないのです」
自らの教え子に向かって、『正しさ』を全力でぶつけてきた。そう、土御門元春には眩しすぎるくらいに、真っ直ぐに。
彼女が言っていることは、正しくもあり事実でもある。ただ、実際にはそうではないケースも存在していること。
それを土御門はよく理解しているからこそ、表の世界で燦然と輝くこの小さな教師の姿は、あまりに眩しかった。
でも、いやだからこそ、月詠小萌という人物は巻き込まない。もちろん最優先に、ではないが。
「…まったく」
敵わないな、と土御門元春でさえ思ってしまう。何のチカラの無い彼女が、何の躊躇いもなくこんな台詞を言うのだ。
ただの教師では、そんなことは言えない。これは小萌先生が小萌先生であるからこそ、言葉にできるモノなのだ。
だからこそ、
「無理ですよ」
「はい?」
「先生では無理なんですよ、どうしても。それこそ逆立ちしたって無理です。だから…」
「…何です?」
「―――邪魔、しないでください」
彼には、こんな言い方しかできなかった。
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