過去ログ - 土御門「忘れたかにゃー、インデックス。オレって実は天邪鬼なんだぜい」
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53: ◆sk/InHcLP.[saga sage]
2011/12/18(日) 21:20:57.97 ID:7vqbsX8B0

あっさりと。あまりにあっさりと自分たちの不優秀さを認めてしまった土御門たち対し、インデックスは激しく動揺してしまう。
それは、驚きや怒りの感情も原因としてあるが、一番の理由は、


「だ、騙されたんだよ!!」

「「は?」」

「だって、かいはつを受ければ誰でもチカラを使うことが出来るって、さっき言ってたのに!」

「そうなのか、土御門?」

「そういう触れ込みだからにゃー。一応そう言っといた。だがなインデックス、能力開発ってのは結局本人の才能次第だったりするんだぜい?」

「えっと、つまり…?」


やはり上手く事情が呑み込めないインデックス。どうやら、彼女の魔術講座を受ける前に、こちらで科学講座を開かなければならないようだ。
とはいえ、上条はもう覚えていないだろうが、この後一応補習も控えている2人である。なるべく端的に回答するとしよう。


「この街だと、才能がある順にレベルで振り分けられるんだにゃー」

「ああ。俺らみたいなレベル0から6段階評価でな。つまり、一番雑魚なのがレベル0で最強なのがレベル5。こんな感じにランク付けされてるんだよ」

「な、何だかそっちも色々と大変なんだね…」

「そうそう。レベルが高いだけでそのことを鼻にかけたり、レベルが低いヤツを虐めたりにゃー」

「それが全てって訳じゃないのになー。全員がそういう訳でもないけど、そういう考え方が日常化している世界なんだよ、ここは」

「へぇー。何となく学園都市って場所のことも分かってきたんだよ。逃げる場所を間違えたかも…」

(…いや、むしろ好都合なんだぜ。お前にとっても、オレにとっても、そして――――)


そう、これは好機なのだ。おそらく、インデックスという少女にこれまで関わった人物のほとんどに当て嵌まるチャンスだと土御門は思う。
例外として、あの憎たらしい女狐がいるが、そのことは今は考えないようにしよう。とにかく、この少女のことをどうにかせねば。



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