過去ログ - 土御門「忘れたかにゃー、インデックス。オレって実は天邪鬼なんだぜい」
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83: ◆sk/InHcLP.[saga sage]
2011/12/31(土) 23:39:51.18 ID:jr7xRC6w0

「にゃー。じゃあこのオレから紹介するとしようか」

「なぜ君から紹介なのかがわからないかも」

「というか、文句があるので後で時間をとって欲しいぞー」


上手く間を受け持つつもりだったのだが、そう簡単にはいかない。何故か2人からは怪しげな視線が向けられた。
とはいえ、愛しの義妹がどうも穏やかな雰囲気ではないので、話を停滞させないでさっさと進めることにする。


「それじゃ、この謎のシスターさんから。名前はインデックス。一言で言うと激しく迷子ですたい」

「そ、その言い方は酷すぎるかも!」

「ほー。面白い迷子さんだなー」

「で、こっちはオレの妹。正確には義理の、が付くけどにゃー」

「おー。この土御門元春の妹、舞夏だぞ。よろしくなー」


そう言って舞夏が(掃除ロボの上で)お辞儀すると、インデックスも釣られるように慌てて頭を下げた。
そして握手を交わす2人。どうも女の子とは不思議なもので、出会ってまだ一分も経過してないのに仲良くなってしまった。
しかも2人ともニコニコである。いやはや、仲が宜しいようで良かった……のだろうか? 土御門兄にはよく理解できない。
…とはいえ、そんな土御門少年にも理解できることはある。例えば、自分の妹の怒りの感情とか。


「……。あのぉ、どうかしたのか舞夏? 何やら凄まじい怒りようなのだが」

「いやいや。私もちょっと驚いたのだぞー、兄貴。夏休み初日から変な女の子と一緒にいたのだからなー」

「って、変な女の子って私のことかな!?」

「それはそうだろー。この街にはシスターなんて普通いないぞー?」

「つーか、日本にはフツーいないぜよ。……それで、何で怒ってるんだにゃー?」

「まだ気がつかないのかー、兄貴」

「ん?」


ここで少々の間を取った土御門舞夏は、今度は打って変わってニッコリとした表情でこう告げた。


「補習はどうしたー?」




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