189: ◆tUNoJq4Lwk[saga]
2011/12/19(月) 20:46:21.27 ID:b+lQC6nqo
「あら」
「ん?」
「すみません。もっと年上の方だとばかり思ってしまいまして」
「はっきり言うな。まあいいけどな。よく言われてるしよ。そんで、誰に会いてェんだ?」
「あの、上条」
「なに?」
「上条恭介というかたに会いたいのですが……」
「上条……、ああ、あいつか」
「ご存じなんですか?」
「まあな。ちょっとこっちに来い」
「え? すみません、こちらは病室ではない気がいたしますけど」
「このくらいの時間帯なら、多分あっちにいるだろう」
播磨と仁美がしばらく歩いていると、月明かりの差し込む休憩室にたどりついた。
「あの、ここは」
「おい坊主。ああいや、上条」
「え? ああ、播磨さん」
播磨の思った通り、上条恭介は階段の近くにある休憩・談話室で一人、CDを聞いていた。
「お前ェにお客だ」
「お客?」
「ほれ、こっちだ」
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