193: ◆tUNoJq4Lwk[saga]
2011/12/19(月) 20:49:19.96 ID:b+lQC6nqo
「いや、悪い。ちょっと思い出しちまって」
「何をですか?」
「いや、大したことじゃねえ」
「そうですか」
播磨は、しばらくして駅前のタクシー乗り場まで仁美を送り届けると、自分の家に向けて
歩き出す。
当然、播磨はタクシーを使うなどという贅沢はしない。
ぽっかりと浮かぶ月の下を歩いて帰るのだ。
(美樹さやかっつったら、まどかの友達じゃねェか。ってことは、やはりアイツもまどかの
知り合いなのかな)
帰り際、そんなことを考えてみた。
(にしても、あの坊主の幼馴染が美樹さやか……。随分と狭い街だな)
つづく
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