290:年末スペシャル ◆tUNoJq4Lwk[saga]
2011/12/24(土) 18:31:04.38 ID:UqEfXJhDo
スタジオの隅に置かれたパイプ椅子に腰かけうなだれる千早。
(私のせいで、私のせいで……)
台本通りいかず、パフォーマンスを失敗させてしまった。
江頭は車いすに乗せられて別室に移動。そこで休憩をしているという。
このままでは復帰できず、コーナー自体が流れてしまうことすらありうる。
「大丈夫だよ千早さん! エガちゃんは戻ってくるの!」
隣に座った美希がそう言って励ます。
「そうだよ千早ちゃん。まだ終わったわけじゃないよ」
春香も千早を励ました。しかしその目は、不安を隠せない。
「……ごめん」
千早の気持ちは、失意のどん底に沈んでいた。
その時である。
「あなたたち、何落ち込んでるの?」
話しかけてきたのは、江頭のマネージャーだ。
「あ、小林さん……」
「千早ちゃんだっけ? あなた、責任感じてるの?」
「ごめんなさい」
「別にせめてはいないわ。バラエティではハプニングなんて日常茶飯事よ。それより」
「え?」
「見せたいものがあるの」
「なんですか?」
江頭のマネージャーに連れられた三人は、スタジオ内に設置してあるテレビモニターの
前に立った。
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