324:年末スペシャル ◆tUNoJq4Lwk[saga]
2011/12/25(日) 20:30:01.01 ID:GEEMDRZko
「ふふ。今日は負けませんよ」
「の、望むところだ。部活は同じでも今は勝負だからな」
「なかなか気合が入ってるな!」東郷は嬉しそうだ。
「お前ェは黙ってろ」
そして競技開始。
すでに三つの組が競技を終えており、四組とは二勝一敗。
三組はここで勝って突き放したいところだ。
「播磨くーん! 頑張ってえー! 澪ちゃんもがんばれー!!」
遠くから唯の声が聞こえる。
声援に応えてガッツポーズでもやりたいところだが、そんな余裕はない。
特に隣にいる者が。
「…………」
「秋山、秋山」
「へ?」
「大丈夫か」
「う、うん……」
どうやら緊張しているようだ。
学校行事ごときでこれほど緊張するものなのだろうかと思ったが、全校生徒が見守る中にいるから
無理もないかもしれない。
これでは競技どころではない、と思った播磨は澪の緊張をほぐす手段を考えた。
(そうだ)
そして思いつく。
「秋山」
「え?」
「その……、うんたん、うんたん」
播磨は小声でそう言いながら、手を叩く。
実に恥ずかしい。
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