456: ◆tUNoJq4Lwk[saga]
2012/01/01(日) 18:31:24.67 ID:+2IXjtNko
、、、、、、、、、、、、、、、
「アタシたしはもう、普通の人間じゃない。生きてなんていないんだ」
赤い髪の少女の言葉に、さやかもまどかも言葉を失った。
*
翌日、播磨は市内の図書館で新聞の縮刷版を調べていた。
学校の図書室では六年前の記事は探せないからだ。
「これか……」
六年前の新聞に、見滝原市内で起こった火災の記事が掲載されていた。
[ 焼け跡から三人の遺体を発見、14歳になる娘一人が行方不明 ]
「行方不明?」
そして十四歳。
中学二年生くらいの年齢。
(まどかと同じくらいか……)
播磨の脳裡に、佐倉杏子と名乗る少女の姿がよみがえる。
確か、中学生くらいの背格好をしていたな。
しかし、そうなるとこの当時十四歳だから、今は二十歳ということになるのだが。
(くそっ、わからん)
それ以上考えてもらちが明かないと思った彼は、別のものを調べることにする。
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