522: ◆tUNoJq4Lwk[saga]
2012/01/06(金) 19:45:12.33 ID:9e1wVLifo
「対価ってなんだ? 何が必要だ」
「そうねえ……」
「もしかして」
「なあに?」
「俺の、命か?」
「……」
侑子はどす黒い瞳を播磨に向ける。
「……」
彼女の視線には妙な圧迫感を覚える播磨であった。
しかし、
「いいえ――」
と、侑子は否定する。
「仮にあなたの命をもらったとしても、そんなのじゃ足りないと思うから」
「足りねェ?」
「ええ。足りないわ」
「じゃあどうすりゃいいんだよ」
「そうね……」
侑子は、キセルをふかしながら少し考える仕草をしてみせてから答えた。
「格安で願いをかなえる方法もあるわ」
「なに?」
「うん。超格安。侑子ちゃんにしては出血大サーヴィスってところ♪」
「……」
ふざけているのか真面目なのかイマイチよくわからない。
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